会期 平成13年9月22日(土)〜27日(木) 
    ※23(日)、24日(月)は営業いたします。
11:00〜19:00(23,24,27日は17:30まで)

会場 銀座たくみ2階ギャラリー



 昨年七月の武内晴二郎遺作展からはや一年余り経ちましたが
氏の作品の迫力と独自性には今なお心打たれます。子息の真木
さんにとってもこの一年は熟成のときでした。真木さんは1977年
玉川大学芸術学科陶芸を卒業し益子の浜田庄司先生の窯に入門、
修業をつまれました。そして父君の没後倉敷に戻り堤窯を継が
れ、今日に到ります。                 

 たくみでの今回の個展は、父君ゆずりの釉薬とぬくもりのある
手の技があいまって、見応えのある会になりそうです。 
   



出品
大皿・大鉢・楕円皿・角鉢・湯呑・ぐい呑・コーヒー碗
モーニングカップ・灰落・ピッチャー、など。



        酒津堤窯(さかづつつみがま) 
        武内真木
 略歴
          1955年  倉敷市に生まれる。          
          1960年  父・晴二郎が堤窯を開く。      
          1977年  玉川大学芸術学科陶芸を卒業。  
                 栃木県益子町の人間国宝・浜田庄司の窯に入門。
          1979年  父の死去のため倉敷に戻り堤窯を継ぐ。
                 以来、食器を中心とした器を製作。

          1960年、倉敷市の西郊を流れる高梁川の旧い堤の跡に、
         父・晴二郎が窯を築き「堤窯」と名付けました。       
          以来、形と釉薬の調和を大切にし、手のぬくもりが伝わる
         ような器を作ることを努力してまいりました。        
          窯の特徴として、釉薬は灰釉を中心とし、倉敷北部でとれ
         る粘土を使っています。成形には「ロクロ」「型」を用いてい
         ます。