2018年 3月 1日(木)〜 31日(土)

AM11:00〜PM7:00 ( 日曜日休業、3月4日(日)のみ営業〜PM5:30)

銀座たくみ2階にて

     汁椀 皿 小鉢 弁当箱 子供椀 片口 盃 
箸 スプーン お盆 重箱 文鎮 など
秋田県湯沢市川連地区の伝統工芸品です。
お椀や重箱など、古くから暮らしの必需品として生活に溶け込んできました。
堅牢な下地処理のよる丈夫さで、普段使いの漆器としてお使いいただけます。
 

歴史

鎌倉時代にこの地を納めていた小野寺重道公の弟 道矩公が、農民の内職として武具に漆を塗らせたことが始まりと言われています。
豊富な森林資源と皆瀬川の水運など、恵まれた環境のもと江戸時代から漆器の産地
として発展してきました。
 

木地・工程

川連漆器の生産は工程ごとに分業されています。
漆器の木地には、碗や鉢などの丸物にはブナやトチを、重箱などの角物や丸盆など
の曲げ物にはホウ、シナ、スギ、ヒバなどが使われています。
丸物の木地を製作する職人は挽師、角物・曲げ物を制作するのは指物師と呼ばれます。
塗りは大きく下地、下塗り、中塗り、上塗りの4工程に分けられます。
川連漆器の特徴である堅牢さは、下地工程の丹念さによるものです。
柿渋と炭粉を混ぜたものを塗り、乾燥させて研ぐ「地炭つけ」の後、柿渋を塗りさらに研ぐ「柿研ぎ」、その後生漆を塗る「地塗り」を行います。
上塗は、乾燥後の研磨をせず刷毛で塗り上げたそのままを乾燥させる「花塗り」
と呼ばれ、刷毛目を見せずに均等に塗り上げる高い技術が要求されます。
製品に柔らかで穏やかな風合いをもたらします。